こんにちは。獣医師監修のペットシッターサービス、Olive Sitter(オリーブシッター)です。
ある日、段ボールの中で小さく鳴く猫を見つけたとき。
「かわいそう」「助けたい」という気持ちは自然なものです。
でも、命を守る行動には感情だけでなく、冷静な判断と正しい知識が欠かせません。
この記事では、猫を拾ったときに取るべき行動と保護後の流れを、獣医師監修のもとわかりやすく解説します。
まず確認すること:その猫は本当に「保護が必要」か
1. 10〜15分静かに観察する
可哀想に見えても、すべての猫が保護を必要としているわけではありません。母猫が一時的に離れているだけのこともあります。
まずは10〜15分ほど静かに観察しましょう。
- 周囲に母猫がいないか
- 近隣に餌皿や猫用ハウスがないか(地域猫の可能性)
- 首輪やマイクロチップの有無
2. 安全な場所へ移動させる
道路脇や駐車場など危険な場所にいる場合は、タオルやキャリーケースで静かに保護し安全な場所へ移動させましょう。
素手で抱くと引っかき傷や感染症のリスクがあるため、布越しで包むように抱くのが基本です。
保護後は静かで暖かく、暗めの場所に一時的な環境を整えてください。
保護したけど、仕事で日中家を空けられない方へ
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そんなときは、獣医師監修のペットケアサービス「オリーブシッター」の訪問シッティングをご利用ください。
有資格スタッフがご自宅を訪問し、給餌・水替え・様子確認を行います。
保護直後の不安定な時期も、プロの目で見守ります。
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初期対応:保護したその日に行うこと

1. 状況を記録し、必要であれば写真を残す
発見時の状況(場所・時間・天候・周囲の環境)をメモしておきましょう。
後で自治体や保護団体に相談するときに役立ちます。
怪我や衰弱がある場合は状態を撮影しておくと診察時に伝えやすいです。
2.できるだけ早く動物病院へ
保護したら、できるだけ早く動物病院へ連れて行きましょう。
猫は体が小さいため、たった一晩の放置でも命に関わることがあります。
病院では以下を確認してもらえます。
- 鼻水・くしゃみ・目ヤニの有無
- 体温(特に子猫は低体温に注意)
- 下痢・嘔吐の有無
- ノミ・ダニ・寄生虫の有無
- 猫風邪や感染症(FIV・FeLV)の簡易検査
- マイクロチップの有無(飼い主が判明することも)
3.水分補給を優先する
保護直後は焦って食べ物を与えるより、まず水分補給を優先します。
特に子猫は体温調整が難しいため、温かい毛布や湯たんぽで保温しながら猫用ミルクを少量ずつ与えましょう。
人間用の牛乳は下痢を起こす可能性が高いため避けてください。
4. ノミ・ダニ・感染症対策
ノミ・ダニや猫白血病ウイルス(FeLV)・猫エイズ(FIV)は他のペットに感染する可能性があるため、隔離スペースでの一時保護が基本です。動物病院では簡易検査で感染の有無を確認できます。
健康・衛生管理と隔離の重要性
感染症と寄生虫への注意
保護した猫は、一見元気そうに見えても体内に感染症や寄生虫を抱えていることが多いです。
猫風邪・回虫・耳ダニ・ノミは高確率で発見されます。
症状が出ていなくても動物病院で駆虫薬を投与してもらうことが安全です。
室内でストレスを抑えた生活を送れば、長く健康に生きる例も多い。
重要なのは「正確な情報」と「冷静な対応」である。
※注意※
ノミが見つかった場合は市販薬ではなく、動物病院で処方された専用薬を使用してください。
市販薬の中には子猫にとって強すぎる成分が含まれているものもあり、命を落とす危険があります。
清潔な環境を維持する
保護後の環境づくりも命を左右します。
猫はきれい好きな動物であり、清潔なトイレ環境がストレス軽減につながります。
トイレ砂は無香料の紙砂やおから砂など刺激の少ないものを選びましょう。
体が汚れている場合でもすぐに全身を洗うことは避け、まずは濡らしたタオルで軽く拭き取り、体温を保つことを優先します。
保護猫のお世話、慣れなくて不安な方へ
「猫を飼うのが初めてで、正しいお世話の仕方がわからない」
そんな方もご安心ください。
オリーブシッターの有資格スタッフが訪問し、給餌・トイレケア・健康確認を代行します。
獣医師監修のもと、保護猫の状態に合わせた適切なお世話をご提供します。
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自治体・保護団体・法的な手続きについて
猫を保護した際は、個人で抱え込まず公的な相談先に連絡することも重要です。
警察へ届け出る場合は「拾得物」として扱われる場合があります。
動物は法律上「物」ではないが、所有権という概念があるためです。
自治体や警察への届け出が必要になることもあります。
特に「地域猫」や「所有者不明猫」の扱いは自治体によって異なる。
保健所・動物愛護センター:迷子猫・負傷猫の届出が可能
動物病院:マイクロチップ照会や一時保護相談が可能
保護団体:里親探し・一時預かり・医療支援を行う団体も多い
「どこに連絡していいかわからない」という方は、まずはお住まいの自治体名+「動物愛護センター」で検索してみてください。
里親探しと譲渡までの流れ
SNS拡散の注意点
里親探しにSNSを活用するケースは多いですが、写真の位置情報や自宅の背景が悪用される事例もあります。
写真は背景をぼかすか壁際で撮影し、位置情報は削除してから投稿しましょう。
発見地域(市区町村まで)・性別・年齢・健康状態を事実ベースで明記することが信頼につながります。
譲渡時の基本ルール
里親が見つかっても、譲渡は慎重に行いましょう。
一度飼育を始めた動物を再び手放すことは、猫にとって大きなストレスであり、
再発防止のためにも「終生飼養の意思」を確認することが不可欠です。
終生飼養の意思を確認し、譲渡契約書を交わすことが大切です。
可能であれば譲渡前に飼育環境(ペット可住宅・脱走防止策など)を確認しましょう。
これは相手を疑うためではなく、猫の幸せを第一に考えるためのプロセスである。
よくある質問
Q. 拾った猫をすぐに飼えない場合はどうすればいいですか?
まずは動物病院に連れて行き健康状態を確認した上で、地域の保護団体や動物愛護センターに相談しましょう。一時預かりを行っている団体もあります。
Q. 猫を保護したら警察に届ける必要はありますか?
動物は法律上「拾得物」として扱われる場合があるため、警察への届出が必要なケースがあります。念のため最寄りの警察署に確認することをおすすめします。
Q. 子猫に牛乳を与えてもいいですか?
人間用の牛乳は下痢を起こす可能性が高いため避けてください。猫用ミルクをペットショップや動物病院で入手して与えましょう。
まとめ:猫を拾ったら、この順番で動こう
猫を拾ったとき、まず大切なのは「本当に保護が必要か」を冷静に判断すること。そしてできるだけ早く動物病院に連れて行き、適切なケアを始めることです。
行政・病院・保護団体など、頼れる専門家を積極的に活用しながら、焦らずひとつひとつを丁寧に進めていきましょう。
オリーブシッターの想い
近年、日本では年間3万頭以上の猫が行政に収容されています。
その多くは飼育放棄や繁殖制限不足が原因です。
一方で、民間の保護団体や個人ボランティアの努力によって殺処分数は年々減少しています。
「拾うこと」はゴールではなく、社会全体で命を支えるスタート地点です。
私たちオリーブシッターは、ペットシッターという仕事を命と生活を預かる専門職として捉えています。
保護した命を最後まで支えるお手伝いができることを、誇りに思っています。
里親が見つかるまでの間、お世話をお手伝いします
保護した猫の里親探しには時間がかかることもあります。その間、仕事や生活との両立が難しい日もあるでしょう。オリーブシッターでは、訪問シッティングで給餌・トイレケア・健康確認を代行。
里親が見つかるまでの大切な時間を、一緒に支えます。
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