販売禁止する国もスコティッシュフォールドの問題

 

こんにちは、元ペットショップで働いていたオリーブシッター小野です✨

今回は猫さんに関する情報をお届けします!

 

1.日本で人気No1スコティッシュフォールドってどんな猫?

比較的新しく作られた猫種で、垂れたお耳にまんまる愛らしいお顔が大人気
1人暮らしなどでも飼いやすく、日本では12年連続で人気猫種1位に選ばれています。

スコットランドが原産国で耳が垂れるように進化してきた種類ではなく、突然変異で生まれた垂れ耳の猫を交配して作った品種のため、必ず耳が垂れて生まれてくるわけではありません。
そのため価値が個体により大きく変わるのも特徴的です。
多種多様の毛色や短毛・長毛と幅広い姿は多くの人の心をつかみ、YouTubeやSNSでもよく見る人気ぶりは衰える気配がありません!

 

2.スコティッシュフォールドは性格が飼いやすくて人気

性格は
穏やかで人懐っこく甘えん坊さんが多い猫種という事もあり、
猫をたくさん可愛がりたい、甘えてほしいという人など性格面でも幅広い人が飼いやすいため、性格で選ばれることも多く一人暮らしや、多頭飼いの方でもおすすめな猫さんです。

 

3.お世話やお手入れも飼いやすい

他の猫種に比べて特に難しいお手入れやしつけも少ないため、初めて猫を飼う方にもハードルが低く
迎えやすいという一面も大きなポイント!
必要お手入れ

・耳掃除、爪切り、ブラッシング(長毛の場合)

スコティッシュフォールドは見た目・性格・飼いやすさ、どの面でも支持を集める猫さんです✨

 

4.立ち耳と垂れ耳の違いは?耳が特徴の猫さん

スコティッシュフォールドと言っても全部の猫が耳が垂れるわけではありません。
突然変異で産まれた猫で固定化はされておらず不安定で、産まれても耳が垂れたまま大人になる猫は約3割しかいません。
そのため、耳立のスコティッシュフォールドのほうが実は多くいます!
耳が立ったスコティッシュフォールドのことを『スコティッシュ・ストレート』と呼ぶ事も

 

5.スコティッシュ・フォールドのなりやすい病気

生活するうえで気を付ける身近な病気は主に

関節炎

スコティッシュフォールドは骨の異常で耳が垂れる種類の為、発症は他の猫種に比べ、約2倍以上と言われております。なるべく太らせず関節に負担をかけないようにしてあげましょう。

外耳炎

耳が垂れている為、耳の中が汚れやすく炎症が起きやすいため
小まめにチェックして汚れている場合は手前の場合はコットンなどで拭いてあげ、奥は病院などで綺麗にしてもらいましょう。

 

6.スコティッシュフォールドの大きな問題

日本でも人気猫種1位のスコティッシュフォールド愛らしい見た目や飼いやすい性格とは裏腹に遺伝性疾患のリスクが高く問題となっています。
問題となっている遺伝性疾患が

1.骨軟骨胃形成症

スコテッシュフォールドが主になりやすい遺伝性の疾患で、軟骨や骨に異常が起きる病気です。
軟骨の構造に異常が起こり、重度になると関節に痛みを生じるため動くだけでも辛く治ることは無いため安楽死せざる負えない事例も…。

 

2.垂れ耳は奇形から

本来はピンと立つ耳が突然たれた姿で産まれ、可愛らしい!ということで
固定化されて作り出された猫種がスコティッシュフォールドです。
ですが耳が垂れるという事は、軟骨に劣勢的な遺伝があるからこそ起こる現象です。
もちろん耳だけではなく他の軟骨にも影響が出るため生活のしにくい苦しいカラダになる仔ができてしまいました。

 

スコちゃん

 

3.健康よりも可愛さ重視

垂れてまん丸愛らしい見た目を重視した結果、遺伝病を発症しやすい猫種となってしまったスコティッシュフォールド
愛くるしい半面、終わらない痛みに苦しむリスクの高さは果たして動物のためになるのか

一方、ベルギーは10月から販売禁止に
フランドル地方では動物福祉を考慮してスコティッシュフォールドの販売を禁止する法律が制定されます。

ですが、アメリカなどでも大人気のスコティッシュフォールド
この動きが船頭となり、日本も取り組みが必要だと期待が寄せられます!

 

いい所だけではなく、スコティッシュフォールドの問題も理解した上でお迎えするなら◎
猫に罪はありません!しっかり愛情をこめて適切に飼養してすべてを受け入れてあげましょう
ただ、今後はスコティッシュフォールドの問題をめぐって一般家庭では飼えなくなる日も来るかもしれません。

スコティッシュフォールドのお話いかがでしたが?ためになれば幸いです🎵

 

 

ご依頼日が未定の場合も、まずはお気軽にご相談ください✨

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