こんにちは。
Olive Sitterです。
愛犬のお散歩中、クンクンとニオイを嗅いでいるとおもっていたら
犬が草を食べる!なんてことはありませんか?
「大丈夫なのか」「すぐやめさせた方がいいのか」悩みますよね。
そこで本日はお散歩中に道に生えている草を食べたり舐めたりしても良いのか、
気を付けるべきポイントについてご紹介します。
1.犬が道に生えている草を食べる理由
1.胃腸の調子がよくない
実は犬は胃腸の調子が悪いとき、調子を整えるために草を食べることがあるようです。
犬が食べる草として、「イネ科」の草がありますが、この草は腸の調子を整える働きがあるのです。
しかし、イネ科の中でもノギという種類には要注意です。
ノギはお尻付近や足の裏などの体に刺さり、それが体内に入ることで外傷になってしまうケースがよくあるそうです。
この場合は、皮膚に痛みを感じたりかぶれたりするので、麻酔をかけて、場合によっては切開での手術をする必要があることもあるようです。
それ以外においては、本能的におなかの調子を整えるために草を食べているということになります。
ごはんやおやつ、誤飲などで体に合わないものを食べた時に、イネ科の草を食べ、
一緒に吐いてしまうということもあるそうです。
そのためお散歩中に草をたべてその後吐いた場合は、草そのものが原因よりも、
食べたものを吐き出すためという可能性も高いようです。
2.単純に草が好き!
特に胃腸の不調がなくても草を食べる犬もいます。
草を食べた後に嘔吐をしないパターンもあります。
そのため必ずしも体の不調で食べているワケではなく、なぜ食べるのかの部分については
単純に草の優実や触感が好きなだけなのかもしれません。
3.ストレスによる行動
胃腸に負担がかかっているときに、体調を整えるために食べているという可能性も高いですが、何らかのストレスにより草を食べている可能性もあります。
草を食べる量があまりにも多い場合やお散歩の度に高頻度で食べている場合は道の草を「モグモグ」する行為が癖となっていて、それがストレスの解消法になっているのかもしれません。
その場合は、食べてはいけない草などによく注意するようにしましょう。
2.気を付けなくてはいけない草とは?
草を食べること自体が一概に悪いとは言えませんが、自由気ままに草を食べていると思わぬトラブルに発展するケースもあります。
また、道端に生えているものだとはいえ、犬が食べると体調を崩してしまう草木もあるので注意が必要です。食べてはいけないものに以下のものがあげられます。
除草剤に注意!
除草剤は雑草を枯らすために用いられていますが、公園や道端、家庭のお庭などの雑草除去のためには必須です。
しかし一方で除草剤というと、環境破壊につながるというイメージもありますよね。
最近では環境への影響を考えられた、最小限に影響がとどまるようなものの開発も進んでいるそうです。
そんな除草剤は、毒性も様々な種類があるそうで、アミノ酸系の除草剤は環境にやさしく、家庭菜園でも使われるようになっているそうです。
そのため全ての除草剤が同じような毒を持ち、人体に悪影響を及ぼすとは言えませんが、
犬が体内に除草剤を入れることで「除草剤中毒」となる危険性があります。
3.除草剤中毒とは
犬が直接除草剤の散布された(付着した)植物を舐めたり、除草剤のついている地面を歩くことで足の裏を舐めた時に除草剤を口にしてしまうことで発生します。
除草剤中毒になった際の症状としては下記があげられます。
血便・血尿
下痢
食欲不振
呼吸困難
痙攣
脱水症状
ふらつき 等
散歩中~散歩後にそのような犬の様子が見られたら、すぐに動物病院へ連れて行き、獣医師に診てもらいましょう。
だいたい口にしてから30分ほどで症状がでるそうです。
4.危険な花とは
お散歩中は除草剤だけでなく、実はお花にも意外な危険が存在します。
ユリ(ユリ科)
チューリップ(ユリ科)
アサガオ(ヒルガオ科)
アジサイ(アジサイ科)
スズラン(スズラン亜科)
ツツジ(ツツジ科)
パンジー(スミレ科) 等
上記は数ある中の一例ですが、ユリ科のこれらの植物は、葉や根、茎などに毒があることがあります。
ユリは、特に球根部分の毒性が高く、少し口にしただけでも腎臓へ大きな影響を及ぼすそうです。腎臓障害や視覚障害、全身麻痺などの症状が現れ、特に猫にとって危険性が高いです。
お散歩道の途中に生えている、公園のフラワーガーデンに立ち寄る際など、愛犬が食べないように気を付けるようにしましょう。
まとめ
今回、お散歩中に犬が草を食べたり舐めたりすることに関しての理由や注意についてご紹介しました。
楽しそうにクンクンしている犬の姿は、たまらなく愛おしいですよね。
ただし、除草剤が撒かれていたり、犬にとって有害な植物を食べてしまうこともあるので、草をクンクン、ペロペロ、モグモグしてしまう子については、猫草を用意するなど、お散歩時の草以外でも楽しんでもらうのが良いかもしれません。
ご依頼日が未定の場合も、まずはお気軽にご相談ください✨