・食事への配慮
毎日与える餌に気をつけてください。
成犬用を与える場合にも原材料に注意し、無添加か、グレインフリー(穀物不使用)か、愛犬のアレルギー源が入っていないか、といった点に配慮したドッグフード選びを心がけます。
しっかりと必要量食べきらせるためには、愛犬の好みのフードを知ることが大事です。飽きて食べなくなってしまわないよう、こまめに数種類のフードをローテーションしてあげます。
・ストレスを極力与えない環境作り
ストレスは犬にとって大敵です。ストレスが原因で嘔吐や下痢などをしてしまうことがあります。頭の良いトイプードルは、特にストレスを感じやすいといわれています。運動不足や睡眠不足には気をつけてくださいね。
長時間の留守番はさせないことをおすすめします。
長時間のお留守番になってしまう場合には、ペットシッターやペットホテルの利用を考えましょう。
・病気の早期発見・治療
春の予防接種や定期的な健康診断をおすすめします。病気の早期発見、治療には大切なことです。また、トイプードルがかかりやすい病気も把握しておいてくださいね。日頃から対策を取ることができ、飼い主さんの注意力も増すので発病しても早期発見することができます。
なるべく病気をさせないこと、発病してもすぐに治療すること、これこそが長生きの秘訣です。
2.トイプードルのかかりやすい病気5つ
1、 「膝蓋骨脱臼(パテラ)」
トイプードルは小型犬の中でも、膝蓋骨とよばれる膝のお皿の部分がズレて脱臼してしまう「膝蓋骨脱臼」になりやすいとされています。
遺伝や外傷が原因で発症し、症状が重くなると腫れや痛みに苦しむようになります。遺伝的には異常がなくても、高いところからのジャンプや後ろ足で立つなどで膝に負担がかかると発症しやすいのです。
予防するためには「きちんと散歩に行って足の筋肉をつける」「肥満にならない」「フローリングで足を滑らせたり高いところからジャンプさせたりしない」ことが大切です。
2、 「涙やけ」をはじめとする目の病気
トイプードルの顔周りの毛はふわふわでとても可愛いのですが、手入れを怠ると「涙やけ」を起こしてしまいます。
涙やけとは、涙がたくさん流れて目の周りに涙がついた結果、バクテリアが繁殖して目の下が赤茶色に変色してしまう症状です。
涙やけは、遺伝的異常が原因となることもありますが、フードによるアレルギーによって引き起こされてしまうこともあります。涙やけがひどい場合は、フードを見直すと改善することがありますよ。
また、トイプードルは涙やけだけではなく「緑内障」や「白内障」などの目の病気にもかかりやすい犬種なので、早期発見のためにも定期的な検診に連れて行ってあげてくださいね。
3、「外耳炎」
トイプードルのように耳が垂れている犬種は、耳の「外耳」の中で菌が繁殖し、炎症を起こしてしまう「外耳炎」になりやすいといわれています。
犬が頻繁に耳をかこうとする場合や、耳垢の量が多く悪臭がする場合は外耳炎にかかっている可能性があります。
普段から正しい方法で耳掃除を行い、耳の中で細菌が繁殖しないようにしてあげることで防ぐことができますよ。
4、 「低血糖」
「低血糖」は、5歳以上のトイプードルによくみられる病気です。血液中の糖分が少なく、子犬の時に発症する場合と、成犬になってから発症する場合があります。
子犬の低血糖は、特に小型犬に多く発症します。空腹や胃腸の異常、体を冷やしてしまうことが原因として考えられます。
成犬の場合は、空腹のような糖分の補給が足りていない時や、興奮時や運動時に消費される時に起こりやすいです。痙攣や、元気がないなどの症状が現れますよ。
治療法は、食事の改善です。子犬ならブドウ糖を摂取し、成犬なら餌を食べることで回復しますよ。膵臓が原因の場合は、手術が必要になることもあります。
予防策は、「体を冷やさない」「空腹時の運動や興奮をさせない」などです。
5、 「気管虚脱」
「気管虚脱」は、気管がつぶれて呼吸困難になってしまう病気です。トイプードルのような小型犬が発症しやすいという特徴があり、ぜーぜーという呼吸音を出すようになります。
遺伝や肥満、老化などが原因です。気管を覆っている軟骨が正しい状態を保てない、周辺の筋肉が衰えて気管を維持できないために、つぶれて空気が入りにくくなってしまいます。再発を繰り返す病気としても知られています。
気絶してしまう場合があるので、早急に動物病院に行くことをおすすめします。手術を行う必要があり、なかなか治療が難しい病気です。
肥満にならないように配慮することが予防になります。
愛犬に長生きしてもらうためには、飼い主様が日頃から気を付ける必要があります。
私たちは、そのサポートをさせていただきます。
是非、お留守番の機会にご利用くださいませ。
ご依頼日が未定の場合も、まずはお気軽にご相談ください✨