飼い猫が観葉植物を食べた？猫に危険な植物について解説

猫草などを普段から食べる猫さん、他の植物も大丈夫かと思いきや実は猫と植物の相性は悪く危険がある物も！
お家で育てたり飾っている植物を猫さんが食べてしまうの危険で日常で生活するうえで気を付けなければいけません。何気なく環境にある観葉植物、何が危険か知っておくことでトラブルを予防することができます。

1.猫に危険な植物、問題のない植物

３つに分けてご紹介させていただきます。

猫さんに毒性のある植物
怪猫さんに我の可能性がある植物
猫さんに問題のない植物

基本的には花は全般避けた方がよく、種子、茎、つぼみ、球根、樹液に毒性があり感受性の強い猫は過敏に影響を受けることがあります。
問題が少ないと言われている花はバジルやミント、レモングラス、ラン、ガーベラ、バラになります。

2.猫さんに毒性のある植物

・ユリ科の植物
全ての部位に毒があり、食べてしまうと命にかかわることもあります。花瓶の水だけでも悪影響が出ることがあり軽度だと嘔吐、酷いと腎不全に繋がることがあります。

・ナス科
全ての部位に毒があり食べてしまうと命にかかわることもあります。

・サトイモ科の植物
葉や根茎にはシュウ酸カルシウムが結晶状態で多く含まれているため、猫が食べると口腔内にチクチクと刺さり炎症や疼痛を引き起こし、嘔吐することがあります。

・ツツジ科
全ての部位に毒があり食べてしまうと命にかかわることもあります。

ドラセナ（幸福の木）
強い毒性が葉っぱにあり、食べると嘔吐、下痢、手腫れ、麻痺などを引き起こします。最悪死亡することもあります。

・多肉植物
有名な物だとアロエです。食べると下痢や腎臓に障害が出ることがあります。

上記の植物を食べてしまった場合、様子は見ずに早めに動物病院を受診しましょう！摂取してからの経過時間によってはお薬で吐かせることができます。
もちろん個体によって症状に差がある為、一概に重症化するわけではありませんが最悪の事態を想定して行動するのが

お家の中でのトラブルは植物の毒性だけではなく物理的に起きる害もあります。食べても害はあまりありませんが怪我を引き起こすことがあります。

3.猫さんに怪我の可能性がある植物

・枯れた植物
硬くなったり乾燥して鋭利になった植物は体を傷つける可能性があります。もちろん食べてしまった場合、口の中で刺さってしまうこともある為枯れた葉は早め切り取っておきましょう。

・サボテンやバラの棘
棘がもともとある植物を飾る場合は注意が必要です。とげが刺さっても気づきにくく猫さんの体調不良が起きてから気づき後悔することも…。
バラは棘をあらかじめ取り除いておき、サボテンは手の届かないところに置くか透明なカプセルなどに入れて飾りましょう。

4.猫さんに問題のない植物

・猫草(えん麦など)
・パキラ
・アジアンタム
・エバーフレッシュ
・トラノオ
・ヤシ科

また詳しくは下記海外サイトにてペットに無害な植物を確認できます。
https://www.aspca.org/pet-care/animal-poison-control/toxic-and-non-toxic-plants

終わりに

観葉植物はなるべく猫さんの生活範囲には置かず、分けて飾るのが理想的です。
家の外や玄関、ベランダ、天井からつるすなど届かないような工夫も最近では多いです。ヤンチャな猫さんにはあまり意味がないのでその時はあきらめた方がよいでしょう。
観葉植物と愛猫さんどちらも共存する為に大切なのは中毒をおこすものを予め知り、猫さんの届くところには置かず触れたり食べさせないようにすることです。
お家でインテリアも楽しみつつ、猫さんとも安心して過ごせる部屋作りができるように参考になればと思います。