こんにちは!東京・埼玉・神奈川・大阪・北海道で展開している獣医師監修のペットシッターサービス「Olive Sitter(オリーブシッター)」です。
初めて猫を飼った人が最初に悩むことのひとつが、猫が噛んだりひっかいたりすることではないでしょうか。可愛い愛猫からひっかかれてしまったら、いろいろな意味でショックを受けてしまいますよね。
こんなに大切にしているのになぜひっかくの?と不安になる飼い主様も多いでしょう。
しかし猫がひっかくのは嫌いという理由ではないかもしれません。
ひっかく理由を知ることで、ひっかかれる回数はぐっと減らせます。
この記事では猫がひっかく6つの理由・ひっかき癖の直し方・絶対やってはいけないNG対応・ひっかき傷ができてしまった時の正しいケア方法まで解説します。
猫がひっかく6つの理由
猫がひっかく理由と聞くと怒った時を想像する方も多いでしょう。
しかし怒ったからといって全ての猫がひっかく訳ではありません。
猫は爪を出し入れできるため、通常であれば爪をしまったまま手で攻撃する猫パンチだけになります。
あえて爪を出してひっかくとなると、怒っている意外にも様々な理由が隠れています。
いつもはひっかかないのに、ふとしたタイミングでひっかくという場合は、何かの原因によって興奮をしたため思わずひっかいてしまった可能性があります。
特に恐怖を感じた時は攻撃態勢に入ってしまうため、落ち着かせようと伸ばされた飼い主様の手をひっかいてしまうというのはよくあることです。また、猫同士でじゃれあって遊んでいる場合でも、我を忘れている状態で手を出されたことにより思わずひっかいてしまうことがあります。
猫は神経質で臆病な性格をしていますから、大きな物音や知らない人が縄張りに入ってきただけで大変興奮してしまいますので、十分に気をつけるようにしましょう。
猫が爪を出すタイミングは、「獲物を仕留める時」「ご飯を食べている時」「爪とぎをしている時」「攻撃をする時」です。特に遊んでいる時はあまりにも興奮して猫じゃらしなどのおもちゃに爪を立てて擬似狩猟気分を堪能しています。
そのタイミングで飼い主様の手が目に入ってしまったら、思わず爪を立てて飛びつきたくなったのかもしれませんね。遊んでいる最中は猫もハンティングモードに入っていて我を忘れていることも多いですから、ひっかかれないように十分気をつけてくださいね。
猫が来客をひっかくという場合は、縄張り意識が強いために起こる行動だと言えます。多くの猫は警戒して物陰に隠れることでやり過ごすのですが、稀に好戦的な性格の猫もいます。
そのような猫は訪問者に対して威嚇するだけではなく、ひっかくなどの攻撃を仕掛けて縄張りから追い出そうとすることも。また、警戒して隠れているにも関わらず無理やり引っ張り出そうとしたり、隠れている場所に手を入れて撫でようとするのもひっかく原因となります。猫のペースに合わせてのんびりと距離を詰めるようにしてくださいね。
飼い主様をひっかけば構ってもらえると間違った認識をしている猫もいます。
特に社会性を学ぶべき幼少期に母猫や兄弟猫と離れ離れになってしまった子猫は、爪をしまって遊んだり甘噛みの力加減を知りません。
その結果、構って欲しい時に爪を出してひっかく行為をしてしまうのです。ひっかかれると痛さのあまり注目してしまうため「ひっかくと構ってもらえる」という事実が生まれてしまいます。
正しいコミュニケーション方法を知らない猫にとって、ひっかくことが要望を通すツールとなっているのかもしれませんよ。
お腹・しっぽの付け根・足先など、猫が「触られたくない」と感じる部位があります。
気持ちよさそうにしていても突然ひっかかれた場合は、「撫でられすぎてオーバーロードした」サイン(通称:愛撫誘発性攻撃)のことが多いです。
猫が耳を後ろに倒す、しっぽをパタパタさせる、皮膚をぴくぴくさせるなどのサインを見せたら、一度撫でるのをやめましょう。
普段はひっかかないのに急にひっかくようになった場合、体のどこかに痛みや不調を抱えている可能性があります。
特定の場所を触ると攻撃的になる、元気がないなどのサインも合わせて見られる場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
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ひっかかれないための習慣づけ
日常的にひっかくという場合は、日頃の接し方や習慣を見直すことが根本的な改善につながります。
地道ではありますが、続けることで確実に効果が出てきますよ。
猫にひっかかれるタイミングで最も多いのが、興奮している時に慌てて手を出してしまうパターンです。
そのような状態に陥った猫はたとえ飼い主様が優しく声をかけてあげても耳に届きませんので、まずは冷静にさせてあげることが大切です。
できればその場から離れて部屋に閉じ込めてしまうのがおすすめです。
それができないのであれば、霧吹きで猫の体に水を軽くかけてあげましょう。また、大きな音で気をそらしたり、暗くて狭い場所にいるならそっとしておいてあげることでも落ち着きを取り戻してくれるはずです。
予防としては、警戒心が強い猫であれば来客があるときは他のお部屋に入れて会わせないようにする、大きな音を極力立てないようにするなど、普段の生活の中での工夫も大切です。
子猫のうちから「手でじゃれさせる」遊びをしていると、手=獲物という認識が定着してしまいます。
必ずおもちゃを使って遊ぶようにしましょう。
すでに習慣になっている場合は、ひっかかれた瞬間に「痛い」と低い声で言って遊びをやめる、を繰り返すことで徐々に学習させることができます。
「構ってほしくてひっかく」タイプの猫ちゃんには、ひっかかれた瞬間に無視をして立ち去るのが効果的です。
ひっかいても何もいいことが起きない、と学習させることがポイントです。
叱ったり大きなリアクションをとると、それ自体が「注目してもらえた」と受け取られてしまうことがありますので注意してくださいね。
以下のサインが出たら、触るのをすぐにやめましょう。サインを読み取れるようになると、ひっかかれる機会を大幅に減らせます。
- 耳が後ろに倒れている(イカ耳)
- しっぽをパタパタと激しく動かす
- 皮膚がぴくぴくと波打つ
- 瞳孔が広がる・低くうなる
ひっかかれた瞬間にやってはいけないこと

ひっかかれた直後の反応が、その後の癖を悪化させることがあります。よかれと思ってやってしまいがちな行動を確認しておきましょう。
ひっかかれた瞬間に叱ったり大きな声を出すと、猫はさらに恐怖・興奮状態になり逆効果です。また「注目してもらえた」と受け取る猫もいるため、ひっかき癖が悪化するケースもあります。
叩く・鼻を強くはじくなどの体罰は猫との信頼関係を壊すだけで、ひっかき癖の改善にはつながりません。恐怖から余計に攻撃的になるケースもあるため絶対にやめましょう。
興奮している猫に手を伸ばすのは最もひっかかれやすい行動です。「落ち着かせてあげたい」という気持ちはわかりますが、冷静になるまでそっとしておくのが正解です。
痛くて声が出てしまうのは仕方ないですが、大げさなリアクションは「構ってもらえた」と猫に学習させてしまいます。ひっかかれたら無言でその場を立ち去るのが基本です。
ひっかき傷ができた時の正しいケアと注意点
猫にひっかかれた傷は小さく見えても、適切なケアをしないと感染症のリスクがあります。ひっかかれてしまったら以下の対処を行いましょう。
1.まず取り組む予防策:定期的に爪を切る
ひっかき癖のある猫でも、爪が短ければ傷の深さや怪我の回数を大幅に減らせます。目安は2〜3週間に1回。嫌がる場合は1〜2本ずつ複数回に分けると慣れやすくなりますよ。また爪が伸びすぎると、ソファやカーテンに引っかかる事故にもつながるため、こまめなケアがおすすめです。
2.すぐに流水で洗う
ひっかかれたらまず流水で傷口を丁寧に洗い流してください。石鹸で洗うとさらに効果的です。
3.「猫ひっかき病」に注意
猫の爪にはバルトネラ菌という細菌が存在することがあり、ひっかかれた後に「猫ひっかき病」を発症するケースがあります。主な症状は傷口付近のリンパ節の腫れ、発熱、倦怠感です。多くは数週間で自然に回復しますが、免疫力が低下している方・高齢の方・小さなお子様がいるご家庭では特に注意が必要です。
ひっかかれた後に傷の治りが悪い、リンパ節が腫れてきた、発熱が続くなどの症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。
4.猫のワクチン・定期健診も確認を
飼い猫の健康管理・ワクチン接種を定期的に行っていると、感染リスクを抑えることにもつながります。愛猫の定期健診もあわせてご確認くださいね。
まとめ
猫がひっかく理由と対処法をまとめると:
| 理由 | 対処のポイント |
|---|---|
| 恐怖・興奮 | 興奮中は手を出さず、一人にして落ち着かせる |
| 遊び・狩猟本能 | 手をおもちゃにせず、必ずグッズを使う |
| 縄張り意識 | 来客時は別室に移動させる |
| 構ってほしい | ひっかいた後は無視して立ち去る |
| 触られたくない | 猫のサインを読んで撫でるのをやめる |
| 体の不調 | サインが続く場合は動物病院へ |
猫がひっかくのは、言葉の代わりに気持ちを伝えようとしているサインです。理由を知り、適切に対応することで、愛猫との関係はより良くなっていきます。ひっかき癖が改善されない・急に攻撃的になったという場合は、ペットシッターや獣医師に相談してみてください。
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