動物のお世話をする仕事に就きたい!
大好きな動物たちと過ごしながら働きたい!
ペットシッターに興味はある人は年々増えています。
ペットシッターになるために、資格は必要なのでしょうか。
資格は独学でとれる?学校と通信どっちがいい?
この記事では気になる資格についての情報をご紹介します。
おおよその費用や難易度などについても詳しくまとめました。
ペットシッターの資格について気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.ペットシッターの仕事内容
ペットシッターは飼い主さんの代わりとして、ペットを預かりお世話をする仕事です。
散歩代行や食事の管理など、内容はさまざまで飼い主さんの希望に沿った契約が可能です。
ペットシッターはペットの自宅で面倒をみてくれるサービスです。
ペットホテルという手段もありますが、環境の変化でストレスを感じてしまう子もいます。
ペットの負担を軽減することができるという理由で、ペットシッターを選ぶ飼い主さんが多くいるのです。
2.ペットシッターになるために資格は必要?
ペットシッターになるための公的資格はありません。
資格がなくても派遣会社への登録や、アルバイトとして契約することで働くことができます。
ただ、ペットシッターにつながる資格はいくつかあるので確認しておきましょう。
また、独立開業のときは「動物取扱業」が必要になります。
取得方法についてはのちほどご紹介します。
3.資格を持つメリット
公的資格はないものの、ペットシッター関連の資格をもつメリットはたくさんあります。
まず、ペットシッターの資格の有無は信頼度をはかる一つの手段になります。
飼い主さんがペットシッターを探すときの1つの判断基準になるので、ペットシッター関連の資格は取得しておきましょう。
また、アルバイトなどの契約時にも有利になります。
4.ペットシッターの資格を取得する方法
ペットシッターの資格を取得できるの学校は全国に多数あります。
2年制や3年制など制度はさまざまで、ペットシッターはもちろん、ドッグシッターやトリマーなどについて学ぶことができます。
実際に動物と触れ合いながら、お世話の方法やしつけの仕方を習うので、早い段階で実践をすることができることがメリット。
他にも、通信講座で学ぶ方法や、本を使って独学で勉強する方法があります。
通信講座は忙しくてまとまった時間がとれない人など、通学が難しい人におすすめです。
自宅に届く教材を使用しながら学ぶことができます。
講座費用が低価格で受講できることも、通信講座の魅力です。
ただし、知識をつけることはできても、実践の勉強ができないことが注意点です。
別で実技練習ができるように、自分で探しておく必要があります。
本で学ぶ場合は完全に独学になってしまいます。
低コストなのはメリットですが、全て自分次第になるので得られる知識にむらが発生する可能性があります。
5.動物取扱業の取得ができる資格の種類
独立開業の際に必要な動物取扱業の取得ができるのは、以下の2つの資格のみです。
ペットシッター関連の資格はたくさんあるので混乱しやすいですが、
- ペットシッター士
- 認定ペットシッター
この2つ以外は動物取扱業の取得ができないので注意してください。
※2020年6月から資格+半年の実務経験か1年間の飼育経験が必要になりました。
ペットシッター士
特定非営利活動法人日本ペットシッター協会認定資格です。
通信・学校・カルチャースクール講座のいずれかで取得が可能です。
合格率は90%で難易度は低めです。
通信講座 | 通学 | カルチャースクール | |
受講期間 | 6ヶ月以内 | 6日間 | 自宅学習+2日間講習会 |
受講費用 | 50,400円 | 88,200円 | 57,200円 |
受験会場 | 自宅可能 | 練馬区協会本校スクールのみ | 各カルチャースクールの教室 |
認定ペットシッター
認定ペットシッターは環境省が認めている資格です。
通信または通学で取得することができます。
通信は認定ペットシッター資格、通学は認定ペットシッターとパピーティーチャー資格を取得することができます。
専門家による講義と実習があるので、ペットシッターに必要な知識をしっかりと学ぶことができることがメリット。
試験の合格率は98%と高めの割合になっています。
通学 | 通信講座 | |
受講期間 | 約2ヶ月 | 人による |
受講費用 | 149000円 | 72000円 |
6.動物取扱業の取得ができない資格の種類
動物取扱業の取得ができない資格でも、ペットシッターに必要な知識を得ることができます。
さまざまな種類があるため混乱しやすいですが、しっかりと把握しておきましょう。
ドッグシッター講座
一般社団法人日本ペット技能検定協会が認定しているドックシッター講座です。
ドッグシッターとして働くための必要な知識を得ることができます。
53900円で通信講座を受けることができ、真面目に受けていればだいたい4ヶ月程度で修了できるとのことです。
現場に近いところで実践も積むことができることが魅力。
在籍期間は12ヶ月ですが、忙しい人の資格取得を応援するため、2年間の延長サポートもついています。
ドッグトレーナー養成専門講座
ドッグトレーナー養成専門講座は、ペット資格通信専門校「日本ケンネルカレッジ」が提供している資格です。
「愛犬飼育管理士」は別会社の資格なので注意してください。
5ヶ月の通信講座を受講することで資格取得が可能です。
資格取得後実技スクーリングを受けるかどうか選ぶことができます。
3年間の取得単位保障期間中に実技スクーリングを修了すると、JCSA認定 「ドッグトレーナー」の資格認定証が交付されます。
ペット管理指導士B級(ペットシッター)
日本ペット飼育管理指導士協会が認定している資格です。
ペットシッターとして働くための知識を深めることができます。
JKC愛犬飼育管理士
ジャパンケネルクラブが管理をしている資格制度です。
「動物の愛護及び管理に関する法律」(動愛法)に基づいてテキストが作成されます。
講習会を受講したのち、筆記試験を受けて合格者がJKC愛犬飼育管理士として認定をもらえます。
講習から試験まで同日で行われ、所要時間は5〜6時間程度です。
合格率は70%で低くない数字といえますね。
愛玩動物飼養管理士
公益社団法人日本愛玩動物協会が管理している資格です。
6ヶ月以上の教育機関を経てから受験をします。
1級と2級があり、1級は2級合格者のみしか受験することができません。
愛玩動物飼養管理士養成制度を採用している、動物係の専門学校やトリミングスクールなどでも、愛玩動物飼養管理士の教育課程を受講できます。
家庭動物管理士
家庭動物管理士は合格率が高く、取得期間も3ヶ月と比較的簡単な資格です。
ペットショップやブリーダーなどのスキルアップをサポートする、一般社団法人全国ペット協会が公認しています。
資格取得までには約40000円の費用がかかります。
さらに、取得後2年ごとに更新する必要があり、更新費用は10000円かかります。
試験当日までは、送付されるテキストを元に勉強するので自宅で学ぶことができます。
7.ペットシッター関連の資格はたくさん存在する!
ペットシッターになるための資格はないものの、関連する資格はたくさん存在します。
独立や開業を考えている人は、動物取扱業の取得がしやすくなる資格を選びましょう。
ペットシッターに関する知識を深めたい人は、講座などを受けてみるのもいいですね。
費用やメリットなども考えて、どの資格を取得するべきか考えてみてください!
ご依頼日が未定の場合も、まずはお気軽にご相談ください✨