1.子犬の甘噛みはいつまで?放っておいて直る?

子犬の甘噛みは成犬になれば自然となくなると思いがちですが、実際は放っておいても直るものではありません。子犬のうちの甘噛みくらい大目に見てあげようと考えていると、将来噛みグセがついて困ったことになるかもしれないのです。早い段階でしっかりと予防や対策をしていくことを心がけましょう。

2.犬の噛みグセの成功するしつけ方法のご紹介♥

犬の甘噛みに関しては、噛まれてから対策を練るのではなく、いかに噛ませないようにするかが大切です。本気噛みの予防にも役立つ、飼い主さんができる噛みグセのしつけ方法を8つ紹介します。

1、噛めない環境を徹底的につくる! 犬が噛みたいものを届くところに置かない

文房具やスリッパ、靴下、ハンドタオルなどは、飼い主さんのにおいが付着しているため、犬にとって魅惑のアイテムといえます。これらのものが床に落ちていたり置いてあったりする環境では、犬はなんでも自由に噛むことができ、噛みグセが悪化してしまいがちです。

噛みグセがなくなるまでの期間は、噛まれて困るものは犬が届かない高い場所や扉付きの棚などに片づけることを徹底しましょう。もしゴミ箱のなかにあるものを噛んでしまう場合は、フタ付きのゴミ箱に変えるのもおすすめです。

また、愛犬だけに集中していられないときには、犬と人の生活スペースをサークルで区切り、噛ませない環境をつくるのも効果的です。

2、「チョウダイ」を犬に教える

「チョウダイ」を教えるときは、おもちゃをくわえさせた犬の鼻に、おやつを握った手を近づけてニオイをかがせながら、「チョウダイ」と言います。続いて犬がおもちゃを口から離したタイミングでおやつを与え「イイコ」と褒めてあげてください。離したおもちゃは背後に隠すのがポイントです。

3、安全で快適な愛犬の留守番環境を整えよう

愛犬に長時間の留守番をさせる場合は、犬が家具を噛まなくてもいい環境をつくることが重要です。トイレや水入れ、噛み壊せないゴム製のおもちゃを入れた広めのサークルを用意したら、安心して休める寝床を併設し、留守番環境を安全で快適なものへと整えてあげてください。

4、散歩で犬の噛みたいエネルギーを発散

何かを噛みたい欲求が強い子犬期には、散歩を通じてエネルギーをたくさん発散させてあげることで、噛みグセを軽減できます。天候の悪い日を除いて、子犬期には散歩の時間を毎日長めにとるのがよいでしょう。帰宅後に犬が疲れて寝てしまうくらいの散歩量を意識してみてください。ただし散歩デビューしてから間もない子犬に関しては、無理せず室内で遊んでエネルギーを発散させてあげるのもおすすめです。

5、犬の歯が当たったら無視して手を引っ込める

手への甘噛みをそのままにしていると、「手は噛んでもいいものなんだ」と犬が錯覚してしまいます。手を甘噛みされたら噛み続けられないよう、すぐに無言で後ろに隠してください。手をすぐに出すとまた甘噛みされることがありますので、犬が落ち着くまで手は引っ込めたままにしておきましょう。「噛んだらかまってもらえなくなるんだ」ということが犬に伝わり、甘噛みをしなくなります。

6、犬が自発的にオスワリをしたら遊ぶ

噛めばかまってもらえると思っている愛犬には、自発的なオスワリを促すのも効果的です。飼い主さんのそばで犬が自然にオスワリをしたら、すぐにおやつを与えて「イイコ!」と褒めてあげましょう。これを繰り返すうちに、犬が「オスワリをしたらかまってもらえるんだ」と認識して、相手をしてもらおうと噛むことが減っていきます。飼い主さんにかまってもらうにはどうしたらいいのかを、飼い主さん自ら愛犬に教えてあげてください。

7、飼い主さんから愛犬を遊びに誘うことを心がけて

愛犬に留守番をさせる前やさせたあとの時間は、愛犬に誘われるよりも先に飼い主さんから遊びに誘いましょう。飼い主さんひとりではかまってあげられる時間にも限りがありますので、そういったときは家族や親しい人に協力してもらい、かまってあげる時間を確保してみてください。引っ張りっこ遊びは飼い主さんが疲れにくいというメリットがありながら、犬は全身を使って運動ができるのでおすすめです。

8、犬が遊べるグッズやおもちゃを活用

甘噛みを予防するためには、家具の棚などにビターアップルなどの苦みスプレーを使用して、噛んでほしくないものを噛めないようにすることが重要です。また、それと同時に愛犬の噛みつき欲求を満たしてあげられるグッズやおもちゃを活用するのもひとつの手です。

木製の家具などを噛んでしまいがちな犬には、木でつくられているおもちゃを与えましょう。噛み応えがあり、長い時間噛んでいられるガムやアキレスも効果的です。パッケージをみて、愛犬の月齢・年齢に合ったものを選んでみてください。

たくさんカジカジしても壊れにくいコングなどのゴム製のおもちゃも何かと役に立つ優れものです。また興奮しがちな愛犬には、噛んで振り回したり、引っ張りっこしたりできるボア製のおもちゃやぬいぐるみ、ロープの素材でできたおもちゃを与えるようにしましょう。

すぐに治るものでもないので、長い目で見守ってあげましょう🎵

 

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